学習で大切なのは何よりも実践すること

Webデザインの学習になによりも大事なのが実践すること。暗黙知や実践力などについて説明します。

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学習で大切なのは何よりも実践すること

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楽しんでやることが究極の学習法でお話しした、プロフェッショナルの話を思いだしてください。彼ら彼女らがなぜものすごい量の知識を記憶しているのかというと、実は「楽しんで学習しているから」という理由だけではありません。もう一点、お話ししておきたい大きな理由があります。

実践するから能力がつく

それは、なによりも学習したことを実践、つまり実際に試しているということです。彼ら彼女らが学習する目的は、暗記するためではなく、新しいことを覚えたいから・はたまた楽しいからです。洋服好きな人が新しい洋服を買ってきたら、家に帰るなりワクワクしながら着てみますよね。それと同様に、新しい知識を仕入れたらそれを試しているのです。それが重要なポイントとなってきます。

楽しむこと+実践

前ページでお話しした「楽しむこと」が抽象的な心がまえだとしたら、「実践」は覚えたことを実際にやってみるという、具体的な行動です。この二つを併せることより、さらなる相乗効果が期待できる。これが学習の基本です。

とは言っても、実践すれば覚えられると言われても、それだけでは説得力がありませんよね。ですが、ここでも当カテゴリで何度もでてきている、脳科学的 な観点から見ると理由が見えてきます。

記憶の種類

頭の中に情報を入れ、覚えておくことを記憶といいますが、 実はいくつかの種類が存在することはご存じでしょうか。この記憶の種類には、それぞれ興味深い特徴があります。

ここでは、本ページのテーマである、実践の効果について説明する上で必要な二つの記憶についてご紹介します。

経験記憶

一つめは経験記憶という記憶。簡単に言えば、自分の過去の体験が絡んだ記憶です。例えば、

  • 「ずっと前からほしかったものをついに買ったこと」
  • 「仕事で大活躍してほめられたこと」
  • 「知人と大げんかしたこと」

このような感じです。さらに言えば、それに関連することもついでに覚えていることが多い。例えば、ほしかったものを買ったことなら買ったお店。ほめられたことなら、ほめられた相手やその内容など。けんかしたことなら、そのきっかけや場所などです。

これらは不思議なことに、覚えようとしていなくても、思い返すとけっこう出てくるものです。特に、うれしい、楽しい、悲しいなどの強い感情が伴っているものは、ことさら強い記憶となっているはずです。しかも覚えやすいだけではなく、後述する知識記憶に比べ、忘れにくいという特徴もあります。

なるほど、たしかに十年以上前のことでも色鮮やかに思い出せることもあります。そんなことからも経験記憶のすごさが分かりますよね。(中には早く忘れたいこともありますが(^^;)

知識記憶

二つ目は知識記憶。こちらは、いわゆる勉強など、経験が伴わない知識や、情報など、なんらかのきっかけがないと思い出せないような記憶です。簡単に言えば、学校で勉強して覚えるようなものは、ほとんど知識記憶に入ります。人の名前などもそうですね。

知識記憶は、意識して覚えようとしないとなかなか覚えられません。一度で覚えられないことも多く、一般的には意識・無意識に関わらず、反復することで覚えます。

しかし残念なことに、知識記憶はいったん覚えても非常に忘れやすい記憶。しばらくその記憶に触れないと簡単に忘れてしまうことも多いです。学生のころ必死に覚えたことでも、大人の日常生活で利用しない知識はほとんど忘れてしまうことからも分かりますね。

実践は経験記憶につながる

さて、二つの記憶をご紹介しましたが、書籍などでWebデザインの学習をするということはどちらの記憶になるでしょうか。お分かりだと思いますが、基本的に知識記憶となります。知識記憶というのは反復が必要で、忘れやすい記憶だと言うことは先ほど書きましたよね。だからHTMLのタグやCSSを暗記しようとしても忘れてしまうのです。

しかし、知識記憶プラス実践を行うことにより、知識記憶を経験記憶に近づけることができます。キーボードを叩き、マウスをクリックし、両目で見るという行為は、書籍を読んだだけの記憶よりも強固になるのは当然です。

それだけではありません。「本で読んだことを試してみたら、実際には○○がうまくいかなかった。だけど試行錯誤して○○のようにやったらうまくいった」とか、「友達に『それあなたが作ったの?すごいじゃん』とほめられた」とか、実際にやってみるといろいろな出来事が起こります。

加えて、できなかったことができた達成感や、ほめられた喜びなど、感情が伴うこともある。つまりこれらが組み合わさることにより、記憶がより強化されるのです。これは、書籍を読んだだけの記憶とは比べものにならない程の違いとなります。

学んだことは実践しよう!

学んだことを実際にやってみることの重要さは十分にお分かりいただけたのではないでしょうか。つまり、本を読むだけ、知識を詰め込むだけの学習は、非常にもったいないことだったのです。

知識を仕入れたら必ず実践する、これを忘れないようにするといいでしょう。

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