業界未経験でもWebデザイナーになれる?
「現在他業種で働いています。業界未経験で、デザインに全く関わったことが無くてもWebデザイナーになれますか?」このサイトを運営している関係上、様々な方からメールをいただくのですが、これは読者の方からいただく最も多い質問の一つです。
同じ疑問や悩みを持っている方も多いと思いますので、この件についての私の考えをお話ししたいと思います。
もちろん可能性はあります。でも相応の努力は必要です。
実践でものになるスキルさえきちんと身につければ、Webデザイナーになれる可能性は十分にあります。もちろんいろいろな境遇の方がいるので必ずとは言えませんが、継続的な努力を続ける情熱さえあれば、Webデザイナーになれるチャンスはあります。
十数年前はみんなWeb未経験者!
他の何十年・何百年と続いている業種にくらべ、Web業界はまだ誕生してからわずかしか経っていません。日本のWeb業界をリードするYahoo! JAPANが登場したのですら1996年の4月です。
ということは、どんなに大先輩でも、十数年先輩なだけ。十数年前はみんなWeb未経験者だったのです。
それどころか、Web業界歴十数年という人自体少数派で、ADSLなどのブロードバンドが普及しだしてきた2000年代前半ごろからWebデザイナーを目指した人が大半ではないでしょうか。つまり、今Webデザイナーとして働いている人の大半は、あなたよりもちょっと先輩なだけなのです。
今が一番のチャンス!?
先ほどお話ししたように、Web業界はまだ若い業界です。しかし、4~5年前とくらべてずいぶん基盤が整ってきたように感じます。昨今では、技術も細分化しつつ専門性も増してきており、スキルの格差が広がってきています。つまり、できる人とできない人の差が大きくなってきているということです。
この傾向は、Web業界が熟成を重ねるごとに、さらに続いていくのではないかと私は推測しています。実績の全く無い未経験者の採用は、(年齢のことも加味すると)先延ばしすればするほど難しくなってくるでしょう。
ですので、Webデザイナーに興味のある方は、早いうちから行動を開始した方が絶対にいいです。つまり、今が一番のチャンスと言えるかもしれません。
企業で働くのは難しいケース
Web業界に限らず他業界でも同様だと思いますが、やはり年齢が高くなればなるほど、未経験からWebデザイナーとして企業に就職・転職するのは難しくなります。世間の通説として35歳限界説という言葉がありますが、たしかにそのくらいになってくると、より高いスキルがないと難しくなってきます。でも、だからといって諦めてしまうのは早いです。
年齢が上の方は、フリーランスとして活躍する手もあります。フリーランスなら、自分で「私はフリーランスWebデザイナーだ」と宣言した瞬間からWebデザイナーとして活動できます。一般常識ではかなり難しそうに感じるかもしれませんが、やってできないことはありません(私もそうでしたしね)。「この年齢だから」と諦めてしまうよりも、やりたいことにチャレンジするのもいいものですよ。
それに、フリーランスで実績を積めば、業界未経験者では無くなるので、後に企業に就職する際にも有利になるでしょうしね。
未経験であっても有利に働くスキル
Webデザイン業界には全くの未経験者であっても、直接的ではなくても有利に働くスキルがありますので、ここでご紹介しておきます。ここでは色彩とか芸術・クリエイティブ関連などの当たり前なものは挙げずに、意外そうなものを挙げてみます。
PCのスキル
PC自体のスキルなど関係なさそうに思われるかもしれませんが、実は関係大ありです。具体的に○○ができれば有利、というようなものではなく、PCに接した時間が長ければ長いほど有利です。
なぜなら、PCに接した時間が長ければ長いほど、いろいろなことを学習しているからです。PCを使っているということは、自分でも気づかないうちに暗黙知が蓄積されています。例えば、全くのPC未経験の人と、PCに詳しいけれどもWeb未経験の人がいたとしましょう。この二人が、Webデザインの学習を同時に始めたらどちらが学習が進むと思われるでしょうか。それはもちろん後者になるでしょう。
実はこれは、連合という脳の記憶の仕組みも関係していますが、それについては本筋と外れるので割愛します。しかしながら、PCのスキルが高いほど学習に有利に働いてくることは間違いありません。
英語のスキル
意外に思われるかもしれませんが、英語、というよりも英単語の意味を多く理解している人は、Web業界必須である(X)HTMLやCSSの理解に役立ちます。なぜなら、(X)HTMLやCSSは暗号ではなく、英単語や、英単語の略語がよく使われるからです。
たとえば、CSSでは、次のような指定があります。
- font-size:14px; (フォントサイズは14px)
- line-height:1.4em; (行ボックスの高さ-つまるところ行間-は文字1.4個分)
- border:1px dotted #000; (1pxの黒色ドットのボーダー)
- display:none; (表示をしない)
- text-decoration: underline; (テキストにアンダーラインをつける)
ちょっと今は簡単なものしか出てこなかったのですが(汗)、こういった意味の通じるものがほとんどです。大人の学習は文字を丸暗記するよりも論理立てて学習する方が覚えられるので、英単語を理解している人は、覚えが早いのです。
それだけではありません、JavaScriptというスクリプト(プログラムのようなもの)を書くときも、英語のスキルがある人の方が覚えやすいことは間違いありません。私なんて英語が苦手でしたから、苦労しました(x_x;)。逆に、Webを学んだことで、英単語をかなり覚えられましたね。
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