Webデザイナーの将来性は?
このページでは、Webデザイナーの将来性について考えてみたいと思います。もちろん、自分自身がWeb業界に関わっているからといってひいきしないよう、できる限り公平な観点からお話ししますのでご安心くださいね。
Webデザイナーという職業は将来も安泰?
Webデザイナーという職業は今後も需要があり、安泰と言えるのか。この点について考えてみたいと思います。
Webというメディアの将来性
Webデザイナーの将来性を考えるために、まずはWebというメディアの将来性について考えてみたいと思います。Webと言うメディアがあってこそのWebデザイナーですからね。
昨今のWeb業界は、破竹の勢いで発展を続けているのは誰もがご承知の通りです。インターネットとWebサイトが世に出てからまだ日は浅いにもかかわらず、その発展は目覚ましいものがあります。普及も進んでおり、 Webはすでに人々の暮らしに深く根付いているメディアと言えるでしょう。
とは言っても、それが既存のメディアと比べて相対的にどのくらいの規模のメディアなのかが分からないと具体性がありません。そこで、メディアの規模や社会的重要度をはかる目安として、企業が投下する広告費を挙げてみたいと思います。基本的に、広告費が多い程そのメディアに価値があると言うことを意味します。つまりメディアの規模や社会的重要度は、企業が広告を投下する金額で見えてくるのです。
4マスと比較しての広告費
4マス、という言葉はよく耳にしますよね。4マスというのは、マスメディアの主要な4種類である、新聞・雑誌・テレビ・ラジオを指しています。インターネットが登場する前は、企業はこれらを主要メディアとして広告をうっていたというわけです。ちなみにこれらの中でダントツなのはテレビ。それに新聞、雑誌、ラジオと続きます。
執筆時(2010年1月)で最も新しいデータと思われる、電通の資料(参照元[PDF])をもとに、4マスの広告費+ネット広告費をあわせたグラフを作ってみました。
単位が億円と大きいのでわかりにくいですが、4マスは現時点においては減少傾向と言われています。インターネット広告の影響もあるのでしょう。逆にインターネット広告は右肩上がり。特にブロードバンドが主流になったころからの伸びがすさまじいですね。
私の手元にある某有名企業が発行した資料によれば、2009年にはテレビの次に予算が組まれるメディアというデータがとれたそうです。実際に2009年は新聞を抜いている可能性すらありますね。つまりこれで分かることは、インターネットというメディアは、もう4マスと同等クラス、いやテレビに次ぐほどの巨大メディアにまで成長しているということです。
しかもその成長はずっと右肩上がりで、どこまで伸びるかは想像もつきません。インターネットは客観的な目から見ても、確固たる地位を築き上げた成長メディアと言えるでしょう。
これからもインターネットとWebは存在し続けるか!?
もちろんメディアとしては素晴らしくても、物理的にインターネットというものが無くなってしまってはWebはおしまいです。もちろん、未来のことは全くわかりませんから一応考えてみましょう。
例えば、SF映画のように全世界のコンピュータにウィルスが発生したりとか、天変地異や戦乱のために大規模な地域でインターネットが使えなくなったりなどといった可能性が考えられるかもしれません。しかし、 少なくとも私たちの世代が地球を歩いていられるくらいの近い未来までは、安泰である可能性の方が高いのではないでしょうか。
今後もインターネットさえ存在し続ければ、Webはこれからも大きなメディアとして君臨することになると思います。ひいては、それを作るWebデザイナーという職業の需要は続くのではないか、というのが私の考えです。
先のことは誰にも分かりませんが、今のところは比較的有望な業界と言ってよいと思います。
Webデザイナーの将来性 おわりに
Webデザイナーという職業は、自分でいうのもなんですが、極めて可能性(ここでは将来性という意味ではなく)がある職業です。
Webデザイナーは、インターネットという仮想空間内に自由自在にWebサイトを作ることができる、いわばインターネット内の建築家。しかも、現実世界の建築家と違い、設計・デザインから建築(制作)までを全て一人でこなすことだってできるのです。
Webデザイナーなら“その先”のビジネスにも活かせる
しかもWebサイトは、ビジネスのフィールドとして、どんどん可能性が広がっています。そんなWebサイトを、Webデザイナーは自分で作ることができるのです。それは何を意味するのか。
例えば、将来自分で何かビジネスをはじめたいと考えたとしましょう。そんな時にも、自分で迅速にビジネス用のサイトを作れますし、何かを売りたいと思えばショッピングサイトも作れてしまうということです。
これは、現実社会の建築家ではまねのできないすごいことですよね。
そんなすごいこともできるWebサイトをビジネスにうまく活用したのが、Web黎明期にこの業界に飛び込んだIT企業の経営者たちといえるでしょう。彼らはWebサイトを実にうまく活用して成功を手にしています。
もちろんWebサイトの制作スキルだけで彼らのように成功することはできませんが、Webサイトは様々な可能性を秘めているということ自体に疑う余地はありません。そして、それを制作するWebデザイナーも、たくさんの可能性があると私は思っています。




